日々是劇評
関東圏内で観てきた舞台について率直に感想を書いています。自分用の観劇備忘録みたいなもんなんで遠慮なく辛口な批評もしています。
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劇団宇宙キャンパス 17th act 「さんせっとぶる~っす!」
【作・演出】
小林ともゆき
【キャスト】
◆AB共通
小林勝弥(薫風武隊)、石戸サダヨシ
◆A
小林真弥、柳瀬翼、菊田健吾、弦巻秀人、脇本昌彦、佐藤祐治、原田絵理(劇団DarkMoon)、
山本ともだち(D→Style)、高橋千夏、弥浦ちえ(Buddy System)
◆B
キムラシゲオ、芳賀信吉、上岡一路、福澄亜紀子、小林ともゆき、児玉尚幸、
玉渕正紀、和田元気、田代ナオ(帝京大学演劇部ヴィクセンズシアター)、安達あいら
【日程】
2012年
3月28日(水)~4月1日(日)
【場所】
Art Theater かもめ座
【チケット】
前売2,800円、当日3,000円
【公式HP】
劇団宇宙キャンパス公式HP
============================
場所はとある車メーカー工場の独身社員寮の売店スペース。
真面目で口うるさい寮長、腕っ節の強いベテラン、見栄っ張り、風俗好き、
ヤンキー新入社員(実はフリ)、努力しないミュージャン志望、
ノーテンキな中国人、などの個性的な社員たちと、
売店の姉ちゃん、本社社員、BL好き女子高生が繰り広げる日常の物語。
寮長が退職したり、ミュージシャン志望の社員が事故で指を失ってしまったり、
いろんな出来事を経て、それぞれが自分の人生を模索していく。
そんな感じのお話。
何かに対して夢を持って取り組んでいるか、
夢持たないまま楽しむのはダメなのか、
そんなテーマを登場人物たちの会話の中に盛り込んでいる。
だがそのテーマも押し付けがましい感じはなく、
ナチュラルにこそっとこちらに染み込むように伝わってきてくれて好感が持てた。
芝居のメッセージ性って、これぐらいのレベルにしてくれたほうが見てて気持ちいいね。
シチュエーションも話の展開も素直に作られていて
見終わった後はほっこりできる感覚があって楽しめた。
そのへんはさすが10年以上やってる劇団だなってところ。
ひとつ気になったのは騒がしさ。
小屋のサイズに対して役者の声量のレベルがとても大きかったので、
日常会話シーンがものすごく不自然に見えてしまっていた。
冒頭からずっとそんな調子で、話に入り込む上では大きな障害に感じた。
さらには大人数で騒ぐシーンになると自分の声をかき消されまいと力が入るのか、
その役者たちの声のボリュームはさらにUP。
セリフを被せまくっている構成になっていたのもあって、すごく見辛く聞き辛い。
大学生が居酒屋でギャーギャー騒いでいるような、見るに耐えない絵面になってしまっていた。
しかも劇中そんなシーンが非常に多いのだ。
うーん、もうちょっと整えて「魅せれる騒がしさ」にしてほしかった。
劇団の目指しているカラーとは違うかもしれないが、
個人的にはもうちょっと写実的に作ってみたら面白いかもと思った。
セリフをポンポン速いペースで投げ合っての1時間45分の芝居だったが、
もうちょっと間を大事にした2時間の芝居にしてもいいと思う。
実際、なんでその会話を早口でリズミカルに投げ合っちゃうの、みたいなシーンは多かった。
脚本的には会話劇だけで十分に見せれるようなお話だったし、
笑いもエンタメエンタメしているより、会話の妙で笑わせても良かったのでは、と。
そういう演出バージョンも見てみたい。
・・・あとこれまた個人的な意見なのだが、
もし「誰もが憧れるアイドル系美少女」の役を演じる女優がブサイクだったとき、
自分は光の速さで冷める人である。
(松尾スズキもそんなようなことをコラムで書いていた)
なんと今回は珍しく逆パターンで、
「女として頭数に入れようもない、口うるさい乱暴なババア呼ばわりされる女性」を
普通に綺麗な女性が演じていたのだ。
(自分はAキャスト版をみたが、Bキャスト版のほうをネットでチェックしてみるとこちらも綺麗な人)
まぁ、「美人役をブサイクな女優が演じる」に比べるとダメージははるかに少ないのだが、
登場人物たちにこれでもかというぐらい女扱いされないシーンがあったため、
やはり劇中での違和感はかなり大きかった。
個人的にはこのへんの違和感もなんとか排除してほしい派です。
このあたりのことツッコむといろんな物議を醸しそうでアレだけどもね(笑)
あ、ホントあくまで個人的意見なんで、失礼に感じた人いたらスイマセン。
【作・演出】
小林ともゆき
【キャスト】
◆AB共通
小林勝弥(薫風武隊)、石戸サダヨシ
◆A
小林真弥、柳瀬翼、菊田健吾、弦巻秀人、脇本昌彦、佐藤祐治、原田絵理(劇団DarkMoon)、
山本ともだち(D→Style)、高橋千夏、弥浦ちえ(Buddy System)
◆B
キムラシゲオ、芳賀信吉、上岡一路、福澄亜紀子、小林ともゆき、児玉尚幸、
玉渕正紀、和田元気、田代ナオ(帝京大学演劇部ヴィクセンズシアター)、安達あいら
【日程】
2012年
3月28日(水)~4月1日(日)
【場所】
Art Theater かもめ座
【チケット】
前売2,800円、当日3,000円
【公式HP】
劇団宇宙キャンパス公式HP
============================
場所はとある車メーカー工場の独身社員寮の売店スペース。
真面目で口うるさい寮長、腕っ節の強いベテラン、見栄っ張り、風俗好き、
ヤンキー新入社員(実はフリ)、努力しないミュージャン志望、
ノーテンキな中国人、などの個性的な社員たちと、
売店の姉ちゃん、本社社員、BL好き女子高生が繰り広げる日常の物語。
寮長が退職したり、ミュージシャン志望の社員が事故で指を失ってしまったり、
いろんな出来事を経て、それぞれが自分の人生を模索していく。
そんな感じのお話。
何かに対して夢を持って取り組んでいるか、
夢持たないまま楽しむのはダメなのか、
そんなテーマを登場人物たちの会話の中に盛り込んでいる。
だがそのテーマも押し付けがましい感じはなく、
ナチュラルにこそっとこちらに染み込むように伝わってきてくれて好感が持てた。
芝居のメッセージ性って、これぐらいのレベルにしてくれたほうが見てて気持ちいいね。
シチュエーションも話の展開も素直に作られていて
見終わった後はほっこりできる感覚があって楽しめた。
そのへんはさすが10年以上やってる劇団だなってところ。
ひとつ気になったのは騒がしさ。
小屋のサイズに対して役者の声量のレベルがとても大きかったので、
日常会話シーンがものすごく不自然に見えてしまっていた。
冒頭からずっとそんな調子で、話に入り込む上では大きな障害に感じた。
さらには大人数で騒ぐシーンになると自分の声をかき消されまいと力が入るのか、
その役者たちの声のボリュームはさらにUP。
セリフを被せまくっている構成になっていたのもあって、すごく見辛く聞き辛い。
大学生が居酒屋でギャーギャー騒いでいるような、見るに耐えない絵面になってしまっていた。
しかも劇中そんなシーンが非常に多いのだ。
うーん、もうちょっと整えて「魅せれる騒がしさ」にしてほしかった。
劇団の目指しているカラーとは違うかもしれないが、
個人的にはもうちょっと写実的に作ってみたら面白いかもと思った。
セリフをポンポン速いペースで投げ合っての1時間45分の芝居だったが、
もうちょっと間を大事にした2時間の芝居にしてもいいと思う。
実際、なんでその会話を早口でリズミカルに投げ合っちゃうの、みたいなシーンは多かった。
脚本的には会話劇だけで十分に見せれるようなお話だったし、
笑いもエンタメエンタメしているより、会話の妙で笑わせても良かったのでは、と。
そういう演出バージョンも見てみたい。
・・・あとこれまた個人的な意見なのだが、
もし「誰もが憧れるアイドル系美少女」の役を演じる女優がブサイクだったとき、
自分は光の速さで冷める人である。
(松尾スズキもそんなようなことをコラムで書いていた)
なんと今回は珍しく逆パターンで、
「女として頭数に入れようもない、口うるさい乱暴なババア呼ばわりされる女性」を
普通に綺麗な女性が演じていたのだ。
(自分はAキャスト版をみたが、Bキャスト版のほうをネットでチェックしてみるとこちらも綺麗な人)
まぁ、「美人役をブサイクな女優が演じる」に比べるとダメージははるかに少ないのだが、
登場人物たちにこれでもかというぐらい女扱いされないシーンがあったため、
やはり劇中での違和感はかなり大きかった。
個人的にはこのへんの違和感もなんとか排除してほしい派です。
このあたりのことツッコむといろんな物議を醸しそうでアレだけどもね(笑)
あ、ホントあくまで個人的意見なんで、失礼に感じた人いたらスイマセン。
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613 3rd STEP 「Vector(ベクター)」
【作・演出】
613
【キャスト】
大竹浩平、丹羽隆博、大寺亜矢子、松岡努、岡崎涼子、佐藤美佐子、小林レイ、
佐藤潤平、八木佳奈子、宮ちあき、野田孝之輔
【日程】
2012年
3月24日(土)~4月1日(日)
計14回公演
【場所】
中野HOPE
【チケット】
前売3,000円、当日3,200円
26日、27日マチネのみ平日昼割2,500円
【公式HP】
613 公式HP
============================
おおまかにストーリーを洗うとこんな感じ。
遺伝子治療に関する研究の発表の日、
研究室のリーダー(主人公)の前にかつての友人が記者として現れる。
その記者は今回の発表が危険なものであることを掴んでいた。
主人公は記者に全てを語る。
今回の研究チームの発足時のこと、
製薬会社の一方的な意向で研究対象が変わってしまったこと、
研究員の1人に研究結果を持ち出されて競合会社に寝返られてしまったこと、
研究員の1人がガンで余命1年であることがわかり、チームから抜けてしまったこと、
ベクターに禁じ手にも近いエイズウイルスを採用したこと、
今回の発表がその安全性が立証される前の見切り発表であること。
研究者としての筋を通そうとする主人公と、それが納得できない記者。
ラストはアウトブレイクが起こって幕引き。
・・・うーん、悪くはない。
主人公と記者の会話から回想シーンを順に進めていく
「インタビューwithバンパイア」的な見せ方は良く出来ていたし、
研究に対するいろんな人間の立場の違い、想いの違い、そこからくる苦悩など、
そういった人間関係とその発展も見事だと思った。
単純にストーリーも面白い。
ただ細かいツッコミどころが非常に多くて、それが残念だった。
まず気になったのは演出全体の一貫性の無さ。
真っ白で抽象的なデザインの舞台装置で
カーテンや窓を開けるマイム動作なんかを行っているにも関わらず、
なぜか小道具だけ現物を必要以上に細かく揃えていて違和感があった。
公式HPの「今回の公演の見所」を見ると、確かに小道具にこだわっている旨が書いてあった。
しかしこれなら舞台セットも写実的にするべきでは?
表現したい方向性がよくわからなかった。
音響面でいえば、ストーリー的に辛い展開の連続なはずなのに、
時間経過と場面転換の際のBGMが歌詞アリの明るい邦楽。
徹底的に明るい曲を流すなら逆に悲しみを呼ぶこともあり効果的だが、
中途半端で微妙な前向き感がある曲ばかりで違和感だけが残った。
あと細かいが、上手下手のドアはSEでノック音が入るのに、
中央奥のドアは木製パネルを役者が叩く生音。
・・・何故ヽ(´Д`;)ノ
演技スタイルについても、写実的な演技をする役者とそうでない役者が混じっている。
写実的な演技をしている役者も、良いセリフを言うときは正面を切る傾向があってなんか妙。
「いまから大事なこと言うから正面向きます!」みたいなのがメチャメチャ多い。
メインでしゃべってた役者はみんなそうだったから、これは演出の指示なのかなぁ。
設定もけっこうツッコミどころアリ。
各専門分野につき1人ずつだけの研究員が集められ、
しかも集められた後に研究対象の変更というのはまずありえないし、
独立行政法人が製薬会社の一社員にあそこまで一方的に仕切られることもない。
寝返った研究員がいとも簡単に研究データを持ち出していたが、
一般企業ですらアクセス権限やアクセスログの管理が当たり前のこの時代に
あんなアナログなやり方はないだろう。
以上のような、細かな疑問がチラホラと頭をよぎってしまい
面白い作品なのにもうちょっとのところで集中できなかった。
本当に惜しい。
重箱の隅をつつくようにいろいろと書いてしまったが、
これも公式HPに「リアルに、シンプルに」というコンセプトが書いてあったからこそ。
できればもっともっと徹底的にこのコンセプトを追求してほしい。
それが達成できた上でこの作品を作れたならもっともっと良いものになったと思う。
今後に期待。
絶対ポテンシャルは持ってる集団。
P.S.
終盤まで主人公が基本あまり主張をせず、環境に振り回されるポジションだったため、
お客自身をこの主人公に置き換える狙いだったのかなぁと、ちょっと思った。
(ドラクエのように主人公の主張をなくしてプレイヤー自身にみせる、みたいな)
実際自分はそういうシンクロするような感覚に陥った。
もしこれを狙ってやっていたなら、ラストの主人公の
「発表のときはダンマリを決め込む」という決断はちょっと。。。
治すための研究を続けるためにって想いはわかるけど、
エイズウイルスベクターの安全性を立証できていない事実の隠蔽に手を貸すってことは
薬害で新たな患者を増やしてしまう可能性を無視するってことなわけで。
あまりに共感できない決断に、それまで主人公にシンクロしていた自分が
乱暴に引っぺがされた感覚があった。
あ、そんな狙いはないっていうならそれでいいっす。
個人的にそう感じただけなんで。
【作・演出】
613
【キャスト】
大竹浩平、丹羽隆博、大寺亜矢子、松岡努、岡崎涼子、佐藤美佐子、小林レイ、
佐藤潤平、八木佳奈子、宮ちあき、野田孝之輔
【日程】
2012年
3月24日(土)~4月1日(日)
計14回公演
【場所】
中野HOPE
【チケット】
前売3,000円、当日3,200円
26日、27日マチネのみ平日昼割2,500円
【公式HP】
613 公式HP
============================
おおまかにストーリーを洗うとこんな感じ。
遺伝子治療に関する研究の発表の日、
研究室のリーダー(主人公)の前にかつての友人が記者として現れる。
その記者は今回の発表が危険なものであることを掴んでいた。
主人公は記者に全てを語る。
今回の研究チームの発足時のこと、
製薬会社の一方的な意向で研究対象が変わってしまったこと、
研究員の1人に研究結果を持ち出されて競合会社に寝返られてしまったこと、
研究員の1人がガンで余命1年であることがわかり、チームから抜けてしまったこと、
ベクターに禁じ手にも近いエイズウイルスを採用したこと、
今回の発表がその安全性が立証される前の見切り発表であること。
研究者としての筋を通そうとする主人公と、それが納得できない記者。
ラストはアウトブレイクが起こって幕引き。
・・・うーん、悪くはない。
主人公と記者の会話から回想シーンを順に進めていく
「インタビューwithバンパイア」的な見せ方は良く出来ていたし、
研究に対するいろんな人間の立場の違い、想いの違い、そこからくる苦悩など、
そういった人間関係とその発展も見事だと思った。
単純にストーリーも面白い。
ただ細かいツッコミどころが非常に多くて、それが残念だった。
まず気になったのは演出全体の一貫性の無さ。
真っ白で抽象的なデザインの舞台装置で
カーテンや窓を開けるマイム動作なんかを行っているにも関わらず、
なぜか小道具だけ現物を必要以上に細かく揃えていて違和感があった。
公式HPの「今回の公演の見所」を見ると、確かに小道具にこだわっている旨が書いてあった。
しかしこれなら舞台セットも写実的にするべきでは?
表現したい方向性がよくわからなかった。
音響面でいえば、ストーリー的に辛い展開の連続なはずなのに、
時間経過と場面転換の際のBGMが歌詞アリの明るい邦楽。
徹底的に明るい曲を流すなら逆に悲しみを呼ぶこともあり効果的だが、
中途半端で微妙な前向き感がある曲ばかりで違和感だけが残った。
あと細かいが、上手下手のドアはSEでノック音が入るのに、
中央奥のドアは木製パネルを役者が叩く生音。
・・・何故ヽ(´Д`;)ノ
演技スタイルについても、写実的な演技をする役者とそうでない役者が混じっている。
写実的な演技をしている役者も、良いセリフを言うときは正面を切る傾向があってなんか妙。
「いまから大事なこと言うから正面向きます!」みたいなのがメチャメチャ多い。
メインでしゃべってた役者はみんなそうだったから、これは演出の指示なのかなぁ。
設定もけっこうツッコミどころアリ。
各専門分野につき1人ずつだけの研究員が集められ、
しかも集められた後に研究対象の変更というのはまずありえないし、
独立行政法人が製薬会社の一社員にあそこまで一方的に仕切られることもない。
寝返った研究員がいとも簡単に研究データを持ち出していたが、
一般企業ですらアクセス権限やアクセスログの管理が当たり前のこの時代に
あんなアナログなやり方はないだろう。
以上のような、細かな疑問がチラホラと頭をよぎってしまい
面白い作品なのにもうちょっとのところで集中できなかった。
本当に惜しい。
重箱の隅をつつくようにいろいろと書いてしまったが、
これも公式HPに「リアルに、シンプルに」というコンセプトが書いてあったからこそ。
できればもっともっと徹底的にこのコンセプトを追求してほしい。
それが達成できた上でこの作品を作れたならもっともっと良いものになったと思う。
今後に期待。
絶対ポテンシャルは持ってる集団。
P.S.
終盤まで主人公が基本あまり主張をせず、環境に振り回されるポジションだったため、
お客自身をこの主人公に置き換える狙いだったのかなぁと、ちょっと思った。
(ドラクエのように主人公の主張をなくしてプレイヤー自身にみせる、みたいな)
実際自分はそういうシンクロするような感覚に陥った。
もしこれを狙ってやっていたなら、ラストの主人公の
「発表のときはダンマリを決め込む」という決断はちょっと。。。
治すための研究を続けるためにって想いはわかるけど、
エイズウイルスベクターの安全性を立証できていない事実の隠蔽に手を貸すってことは
薬害で新たな患者を増やしてしまう可能性を無視するってことなわけで。
あまりに共感できない決断に、それまで主人公にシンクロしていた自分が
乱暴に引っぺがされた感覚があった。
あ、そんな狙いはないっていうならそれでいいっす。
個人的にそう感じただけなんで。
東京都カリスマイル ワーサルシアター提携公演 「トラウマニア」
【作・演出】
平田侑也×東京都カリスマイル
【タイムテーブル】
2012年
14日(水)→19時30分
15日(木)→14時30分/19時30分
16日(金)→14時30分/19時30分
17日(土)→14時30分/19時30分
18日(日)→14時30分
【料金】
3200円(全席自由・日時指定)
【劇場】
八幡山ワーサルシアター
【出演】
中村まゆみ、橋本カムイ、志井しおり、繁森優、宮崎優美、海野亮平、
中田豪一、升ノゾミ(黒色綺譚カナリア派)、衛藤将展(俳協)、ひらたゆうや
============================
この東京都カリスマイルは、
「役者の魅力を前面に押し出す作品を目指す」をコンセプトに、
2011年11月11日11時11分に始動した集団だそうだ。
脚本が良いねと言われても、
演出が良いねと言われても、
作品が良いねと言われても、
嬉しいけれどに違うのです。
私達は「あの役者が良かった」と言われてガッツポーズを繰り出せるのです。
これは当パンに書いてあった文章だが、
全体より「役者の個」を前面に押してくるのは非常に珍しい。
いま思うと芝居を観る前から、「興味深さ」という点ですでに引き込まれていたのかも。
芝居は小さなボロアパートの一室で展開される。
大きなヤバイ仕事を目前にして家に帰ってきたチンピラ・和馬、
結婚詐欺にあって人生の再スタートのため戻ってきた元住人・愛を中心にして、
いじめられっこ中学生、元チンピラ先輩、料理人を目指して留学するつもりの女性、
画家を目指すホームレス、借金取りから逃亡中のヅラ男とその娘などなど、
個性あふれる10人の人間が織り成す失敗ばかりのハートフルストーリー。
ざっくりいうとそんな感じのお話。
・・・圧巻だった。
当パンの言葉通り、とにかく役者が魅力的。
登場人物としてみても、役者としてみても。
みな不器用な人間でちょっと感性がずれていたりもするけれど、
各々が自分なりに一生懸命に生きている。
登場人物全員の心情が理解できるから共感し、応援したくなる。
現実にこんな集団がいるならば自分も混ざってみたいと素直に思えた。
役者としても演技力が高くて非常に素晴らしい集団だった。
見せ方を熟知した上でキッチリと自然に演じきっている。
これは主催の人を集める力なのだろう。
そして「役者の個」を押しているとのことだったが、
脚本や演出も間違いなく一級品だったと思う。
センスのいい会話の妙で何度も何度も客席を笑いの渦に巻き込んでいたし、
温かみのあるシーンではナチュラルにほっこりされられた。
あとそんな中にシュールに登場してくるトラウマの象徴。
これは上半身がトラ、下半身がウマになっていて
まるで劇団四季のキャッツのようなメイクをしたもの。
開始30秒でこれが無言で出てくるのは卑怯だろ(笑)
しかも途中で何の説明もなく2人になるし(笑)
ハイセンス過ぎて降参だYO!(;´Д`)ノシ
とにかくあらゆる面で非常にレベルの高い素敵な作品だった。
次も絶対観にいきたい。
【作・演出】
平田侑也×東京都カリスマイル
【タイムテーブル】
2012年
14日(水)→19時30分
15日(木)→14時30分/19時30分
16日(金)→14時30分/19時30分
17日(土)→14時30分/19時30分
18日(日)→14時30分
【料金】
3200円(全席自由・日時指定)
【劇場】
八幡山ワーサルシアター
【出演】
中村まゆみ、橋本カムイ、志井しおり、繁森優、宮崎優美、海野亮平、
中田豪一、升ノゾミ(黒色綺譚カナリア派)、衛藤将展(俳協)、ひらたゆうや
============================
この東京都カリスマイルは、
「役者の魅力を前面に押し出す作品を目指す」をコンセプトに、
2011年11月11日11時11分に始動した集団だそうだ。
脚本が良いねと言われても、
演出が良いねと言われても、
作品が良いねと言われても、
嬉しいけれどに違うのです。
私達は「あの役者が良かった」と言われてガッツポーズを繰り出せるのです。
これは当パンに書いてあった文章だが、
全体より「役者の個」を前面に押してくるのは非常に珍しい。
いま思うと芝居を観る前から、「興味深さ」という点ですでに引き込まれていたのかも。
芝居は小さなボロアパートの一室で展開される。
大きなヤバイ仕事を目前にして家に帰ってきたチンピラ・和馬、
結婚詐欺にあって人生の再スタートのため戻ってきた元住人・愛を中心にして、
いじめられっこ中学生、元チンピラ先輩、料理人を目指して留学するつもりの女性、
画家を目指すホームレス、借金取りから逃亡中のヅラ男とその娘などなど、
個性あふれる10人の人間が織り成す失敗ばかりのハートフルストーリー。
ざっくりいうとそんな感じのお話。
・・・圧巻だった。
当パンの言葉通り、とにかく役者が魅力的。
登場人物としてみても、役者としてみても。
みな不器用な人間でちょっと感性がずれていたりもするけれど、
各々が自分なりに一生懸命に生きている。
登場人物全員の心情が理解できるから共感し、応援したくなる。
現実にこんな集団がいるならば自分も混ざってみたいと素直に思えた。
役者としても演技力が高くて非常に素晴らしい集団だった。
見せ方を熟知した上でキッチリと自然に演じきっている。
これは主催の人を集める力なのだろう。
そして「役者の個」を押しているとのことだったが、
脚本や演出も間違いなく一級品だったと思う。
センスのいい会話の妙で何度も何度も客席を笑いの渦に巻き込んでいたし、
温かみのあるシーンではナチュラルにほっこりされられた。
あとそんな中にシュールに登場してくるトラウマの象徴。
これは上半身がトラ、下半身がウマになっていて
まるで劇団四季のキャッツのようなメイクをしたもの。
開始30秒でこれが無言で出てくるのは卑怯だろ(笑)
しかも途中で何の説明もなく2人になるし(笑)
ハイセンス過ぎて降参だYO!(;´Д`)ノシ
とにかくあらゆる面で非常にレベルの高い素敵な作品だった。
次も絶対観にいきたい。
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