日々是劇評
関東圏内で観てきた舞台について率直に感想を書いています。自分用の観劇備忘録みたいなもんなんで遠慮なく辛口な批評もしています。
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劇団IQ5000 「Big Bell」
【作・演出】
腹筋善之介
【キャスト】
腹筋善之介
【日程】
2013年3月8日(金)~3月10日(日)
【会場】
中野ウエストエンド
【料金】
前売 3,500円
当日 3,700円
【公式HP】
http://www.iq5000.com
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劇団IQ5000の劇団員全員が出演している「Mr.VeryGoodMan」とは別に
同じ週で上演される「Big Bell」は、腹筋善之介の1人芝居。
1人で200を越える登場人物を全て演じきる。
舞台は「Mr.VeryGoodMan」と同じクラウド・アイランドで、時は100年前。
まだこの島が無人島だった頃、1人の男が流れ着く。
彼の名前はビッグベル、海賊との争いの中で海に落とされてここに漂着したのだった。
記憶を失った彼は孤独に悩み、1人で空想のペットなどを作って時を過ごしていた。
その後次々に新しく人々が漂流し、それを保護していくうちにひとつの街が形成される。
それなりの暮らしができるまでに街が発展したとき、島は海賊の脅威にさらされる。
ビッグベルは仲間たちと策を練ってその海賊の撃退する。
あらすじ的には大体こんな感じ。
1時間40分の1人芝居で、パワフルかつスピーディーに話が展開していく。
その熱量は半端なく、お客をたった1人で引きこみ続けるその力は素晴らしい。
そのぶん消費カロリーも半端なく、開始10分で腹筋氏はすでに汗だくだく。
話によると1本やると体重が5kg落ちるらしい。
あながち冗談ではないなと思った(笑)
でも主軸の話は、全体の上演時間の中で約4割程度。
残り6割は、暖流と寒流の野球対決から分身魔球攻略回想シーン、女将さんと板前さんの絡み、
戦闘機1号、2号、3号、源氏ガニと平家ガニの戦いなど、
完全に本筋から脱線したネタオンパレードの時間だった。
まぁ、普通に考えたらふざけすぎと言われてもしかたがない。
しかしそのバカバカしさが突き抜け過ぎていて、とにかく圧巻なのだ。
型をしっかり持っている人間の「型破り」は観ていて本当に楽しい。
演出的スキル、役者的スキル、どちらも最上級のパフォーマンスであった。
惑星ピスタチオ出身でいまでも活躍している役者は非常に多い。
いつまでも彼らには現役で最上級のパフォーマンスを提示し続けてもらいたいものだ。