日々是劇評
関東圏内で観てきた舞台について率直に感想を書いています。自分用の観劇備忘録みたいなもんなんで遠慮なく辛口な批評もしています。
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(企)劇団思い出づくり 「青春オブラート/背徳の恋は散りゆく薔薇の如く」
【作・演出】
クリスチーネ香田
【キャスト】
井上恵亮(劇団夢神楽)、榎本早、大庭光皓、如月せいいちろー(ウラダイコク)
木曽川大地、久保木優穂、小原へい太(劇団ORIGINAL COLOR)、
坂井春翔、佐藤大地、しろ(YOROZU屋(本店))、関口義人(譚倶楽部)
空瀬彩佳、武田明子、谷山千晴、堤 喬嗣、寺島八雲
真崎優介(YA-Link9)、碧愛樹、遊紀、夕、若林辰也(優演隊)、他
【日程】
2012年12月19(水)~23(日)
【会場】
参宮橋TRANCE MISSION
【チケット】
前売 2,500円
当日 3,000円
全席自由席・1ドリンク付
【公式ブログ】
(企)劇団思い出づくり
============================
「背徳の恋は散りゆく薔薇の如く」、「青春オブラート」という作品の2本立て。
「背徳の恋は散りゆく薔薇の如く」はRPGの世界観をそのまんま持ち込んだSFで、
剣と魔法を駆使して勇者達パーティーが魔王討伐のため城に乗り込んだところからのお話。
魔王と魔法を使えるがために人からも嫌われてしまった少女の愛情劇。
「青春オブラート」はタイムマシンや地獄から生き返る装置を巡って繰り広げられる
ドタバタナンセンスコメディって感じの作品。
・・・・(-。- ) フゥー。
団体名が「思い出づくり」って段階である程度覚悟はしていたのだが、
正直言って劇評を書くに値しない作品クオリティだった。
1本目の「背徳…」は笑いなしの真面目なファンタジー愛情劇。
魔王と結ばれることなく死んでしまった少女が輪廻転生して勇者になり、
再び結ばれるために魔王討伐を名目に会いに来るって話の設定は悪くなかったのだが、
構成として見せ方がイマイチ。
設定の良さのわりには心を打つものが少なかった。
役者スキルの面でいうと、会話テンポが悪すぎるし、棒読みの役者が多過ぎ。
サスにはうまく入れなくてしょっちゅうズレてるし、前向き芝居の技術も低いし・・・。
役者というよりは素人を集めた企画公演なのか?
ゲーム的なHP・MPゲージをバックにスクリーン表示して
それに合わせて役者が動く演出は最初は「おっ」と思ったが、
そこから劇的な変化は見せてくれなかったし、何度も繰り返されて逆に萎えてしまった。
劇中で演出としては完全に浮いていたし。
あと歌。
やはり一定の歌唱レベルがある者だけに歌ってほしい。
素人に毛が生えた程度のソロ曲はお客の心を萎えさせるだけである。
SFの世界観のなかで突然取り出すハンドマイクもめちゃめちゃ違和感あるしね。
ムービングライト3台も出動させるほどお金があるなら
ピンマイクぐらい人数分用意しても良かったのでは?
次に「青春…」なのだが、こちらはシリアスだった1本目の雰囲気を完全に吹き飛ばす
セオリー破りのドタバタコメディ。
役者の出トチリをいじったり、照明が勝手に明かりを消したり、
舞台上に音響機材を持ってきて遊んだり、
カーテンコール後に出番を忘れ去られた役者が出てきて怒ったり。
いわゆる演劇のセオリーをあえて破ってボケとして提示してくるタイプのコメディ、
あ、コメディというよりはコントに近くなるのかな?
しかしこれもクオリティが低く、笑うに笑えないレベルのネタばかりだった。
こういうのはいかにハプニング・アドリブ的に見せれるかどうかに全てがかかっている。
しかしどのネタも台本にあることを段取りでやっているのが
ひしひしと伝わってきて面白くない。
そもそもセオリー破りが成立する役者が少なすぎるのも痛い。
前にどこかの公演の記事でも同様のことを書いたが、
セオリー破りは『セオリーを守れる者』が『巧妙に破る』から面白いのである。
『セオリー通りのことをする技量がない者』が『セオリーを守らない』のとはわけが違う。
最近これがわからない団体が増えてきたような気がする。
ああ、悲しや。
いちおう企画としては旗揚げ公演らしいが、
おそらくアンケートにはかなり手厳しい批評や、罵倒にも近い感想もあったはずだ。
「思い出づくり」で終わらずに、次はきっちり「作品づくり」に徹してもらいたい。
【作・演出】
クリスチーネ香田
【キャスト】
井上恵亮(劇団夢神楽)、榎本早、大庭光皓、如月せいいちろー(ウラダイコク)
木曽川大地、久保木優穂、小原へい太(劇団ORIGINAL COLOR)、
坂井春翔、佐藤大地、しろ(YOROZU屋(本店))、関口義人(譚倶楽部)
空瀬彩佳、武田明子、谷山千晴、堤 喬嗣、寺島八雲
真崎優介(YA-Link9)、碧愛樹、遊紀、夕、若林辰也(優演隊)、他
【日程】
2012年12月19(水)~23(日)
【会場】
参宮橋TRANCE MISSION
【チケット】
前売 2,500円
当日 3,000円
全席自由席・1ドリンク付
【公式ブログ】
(企)劇団思い出づくり
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「背徳の恋は散りゆく薔薇の如く」、「青春オブラート」という作品の2本立て。
「背徳の恋は散りゆく薔薇の如く」はRPGの世界観をそのまんま持ち込んだSFで、
剣と魔法を駆使して勇者達パーティーが魔王討伐のため城に乗り込んだところからのお話。
魔王と魔法を使えるがために人からも嫌われてしまった少女の愛情劇。
「青春オブラート」はタイムマシンや地獄から生き返る装置を巡って繰り広げられる
ドタバタナンセンスコメディって感じの作品。
・・・・(-。- ) フゥー。
団体名が「思い出づくり」って段階である程度覚悟はしていたのだが、
正直言って劇評を書くに値しない作品クオリティだった。
1本目の「背徳…」は笑いなしの真面目なファンタジー愛情劇。
魔王と結ばれることなく死んでしまった少女が輪廻転生して勇者になり、
再び結ばれるために魔王討伐を名目に会いに来るって話の設定は悪くなかったのだが、
構成として見せ方がイマイチ。
設定の良さのわりには心を打つものが少なかった。
役者スキルの面でいうと、会話テンポが悪すぎるし、棒読みの役者が多過ぎ。
サスにはうまく入れなくてしょっちゅうズレてるし、前向き芝居の技術も低いし・・・。
役者というよりは素人を集めた企画公演なのか?
ゲーム的なHP・MPゲージをバックにスクリーン表示して
それに合わせて役者が動く演出は最初は「おっ」と思ったが、
そこから劇的な変化は見せてくれなかったし、何度も繰り返されて逆に萎えてしまった。
劇中で演出としては完全に浮いていたし。
あと歌。
やはり一定の歌唱レベルがある者だけに歌ってほしい。
素人に毛が生えた程度のソロ曲はお客の心を萎えさせるだけである。
SFの世界観のなかで突然取り出すハンドマイクもめちゃめちゃ違和感あるしね。
ムービングライト3台も出動させるほどお金があるなら
ピンマイクぐらい人数分用意しても良かったのでは?
次に「青春…」なのだが、こちらはシリアスだった1本目の雰囲気を完全に吹き飛ばす
セオリー破りのドタバタコメディ。
役者の出トチリをいじったり、照明が勝手に明かりを消したり、
舞台上に音響機材を持ってきて遊んだり、
カーテンコール後に出番を忘れ去られた役者が出てきて怒ったり。
いわゆる演劇のセオリーをあえて破ってボケとして提示してくるタイプのコメディ、
あ、コメディというよりはコントに近くなるのかな?
しかしこれもクオリティが低く、笑うに笑えないレベルのネタばかりだった。
こういうのはいかにハプニング・アドリブ的に見せれるかどうかに全てがかかっている。
しかしどのネタも台本にあることを段取りでやっているのが
ひしひしと伝わってきて面白くない。
そもそもセオリー破りが成立する役者が少なすぎるのも痛い。
前にどこかの公演の記事でも同様のことを書いたが、
セオリー破りは『セオリーを守れる者』が『巧妙に破る』から面白いのである。
『セオリー通りのことをする技量がない者』が『セオリーを守らない』のとはわけが違う。
最近これがわからない団体が増えてきたような気がする。
ああ、悲しや。
いちおう企画としては旗揚げ公演らしいが、
おそらくアンケートにはかなり手厳しい批評や、罵倒にも近い感想もあったはずだ。
「思い出づくり」で終わらずに、次はきっちり「作品づくり」に徹してもらいたい。
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