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日々是劇評

関東圏内で観てきた舞台について率直に感想を書いています。
 自分用の観劇備忘録みたいなもんなんで遠慮なく辛口な批評もしています。
※サイト移転しました。

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劇団マチダックス 第2回公演 「オブラディ・オブラダ」

【脚本・演出】
小池利明

【キャスト】
渡辺裕太、はまじ、鷲頭祥伍、山本佳代子、田原雄一郎、今井由美、
宇野仁美 (明治座アートクリエイト)、黒野絢菜、サイトウミサ、竹下美波、
中山数基、野口しゅうじ (明治座アートクリエイト)、畑中タメ、日中泰景 (舞夢プロ)
村上貴弘、森サチ子、澤田成珠

 
【日程】
2012年10月30日(火)~11月2日(金)

【会場】
和光大学ポプリホール

【チケット】
前売 2,500円
当日 2,800円

【公式HP】
劇団マチダックス 公式HP

============================

大手ショッピングセンターによって存続が危ぶまれている商店街。
そこに生きる人たちのお話。

十数年ぶりに生まれ育った商店街に戻ってきた悠は、
商店街を盛り上げるために演奏会イベントを企画する。
商店街の人たちに「ポール・マッカートニーがお忍びで見に来る」と嘘をついて。
嘘を知っている良介とともに、楽器を演奏できる人たちを必至に探し、練習に明け暮れる。

しかし演奏指導者として来ていた佳純が大手ショッピングセンターの娘だと発覚したり、
ポール来日の嘘がバレてしまったりで、バンドは解散の危機に。
しかし悠の人間性に信頼を持った商店街の人々は再び結束し、見事演奏会を成功させる。


ざっくり言うとこういった感じのお話。
まぁ良くも悪くもベタな、商店街人情系ストーリーかな。


どういった形で役者を集めたのかはわからないが、
やや技量の差が目立ったのが気になった。

中盤から脇役として出てくる役者達は皆上手くて面白かったのだが、
彼ら不在の序盤はちょっとタルくて眠気に負けそうになってしまった。
個人的には物語の入りの部分って本当に重要だと思っているので、
できれば序盤のシーンでグイグイ引っ張れる役者を投入してほしかったなぁ。
まぁ序盤は役者が緊張で固くなっているのがみてとれたのでそのせいもあるだろうけども。

そのぶん後半は魅力的な役者が多く登場し、
客席が温まることによって固かった役者の緊張もほぐれ、
ストーリーも佳境に入っていくので、とても体感時間が短い楽しい時間に仕上がっていた。
大人数にも関わらずそれぞれの役の個性がしっかりと確立されていて、どれも魅力的。
そんな登場人物達がリズム良く会話がしているシーンは見ていて心地が良い。
最後も演奏会の大成功で幕を閉じる気持ちの良い終わり方だし。

地上げ屋が言っていた「演奏会やっても一時的に盛り上がるだけで何も変わらない」っていうことと
試行錯誤していた町内のマスコットキャラクターが結局完成しなかったことが、
伏線を回収し損ねている印象があって若干気になったけども(苦笑)

まぁラストシーンがあまりに清々しかったんで、
細かい事ツッコむほうが無粋かなとも思った。
演じ手、観客が両方楽しめている芝居に関しては、
重箱の隅つつくような上から目線の劇評なんて不要なのかもね。
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