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日々是劇評

関東圏内で観てきた舞台について率直に感想を書いています。
 自分用の観劇備忘録みたいなもんなんで遠慮なく辛口な批評もしています。
※サイト移転しました。

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リトルプラネット 「私とあなたの事情」

【脚本・演出】
晴野青児

【キャスト】
宮崎優美、SUMIO(Re:Play)、木本博司、鈴木美穂(Eja9)、てち(Chick@ttack)
霙/mizole、北村竜也、安田美彩、晴野青児

 
【日程】
2012年9月14日(金)~17日(月)

【会場】
シアター風姿花伝

【チケット】
前売 2,800円
当日 3,000円

【公式HP】
リトルプラネット 公式HP

============================

直哉と紗那香とは交際3年目のカップル。
結婚を意識し始めた紗那香は直哉に将来の事を伺ってみるが、
なんと直哉の返事はノーだった。
直哉は自分の父が母と自分を追いて出て行ってしまったことにトラウマを持っていて、
自分では紗那香を幸せにできないと思っていたのだった。

紗那香にずっと片思いをしていた友人の純一、
不妊に悩む夫婦の剛士と優子、
突然の妊娠に関係が崩壊しかけてしまうレオと愛、
紗那香の勤務先のワンマンな医師と、夫とうまくいっていない紗那香の姉・美彩。
それぞれの思いが交錯するラブストーリー。


まぁそんな感じのお話。


上のあらすじを書いていて自分でも鳥肌が立つぐらいに、
王道でベタなラブストーリーだった。

しかしそれだけにちょっと展開が読めすぎて、
早い段階で飽きがきてしまった。
何かのドラマや舞台で見たような展開。
ちょっとあまりにもありきたり過ぎるかな。

別に王道やベタがいけないわけではない。
しかしやはりストーリーの中に必ずお客をワクワクさせる要素は盛り込むべきだ。
意外性もいらないし、奇をてらう必要もないが、
お客が先の展開が気になってしかたなくなるような構成作りは心がけなければいけない。

先が読めるありきたりのお話で、
真っ黒で簡素な舞台セットに代わる代わる人が出てきて、
2~3人の会話劇を展開する。
ただこれの繰り返しではお客は確実に飽きてしまう。


あと全体的に演出不在な印象を受けた。
役者に自由にやらせるタイプの演出なんだろうか?
演出の「このシーンをこう見せたい!」っていう意思があまり感じられない舞台だった。
照明・音響効果もぱぱっとつけたのかなってぐらいにベタだし。
まぁ、こういう演出スタンスなんだと言われれば是非を問うものでもないが。


役者はそれなりに粒が揃っていた感があっただけにちょっと勿体なかったかなぁ。
特にヒロイン役の宮崎優美は複雑な感情の表現が秀逸だった。
上手な役者が演じる「悲しみを抑え込んだ笑顔」はいつでも人の心を打つ。


あ、そういえば笑いを狙ったネタが非常に多かったのだが、ちょっと質が・・・。
しかも妙に尺を引っ張っているものが多かったので、
正直この話の中では蛇足に感じてしまった。

お客に手拍子を求めるネタなんかは全く意図がわからないし、
嫁が夫にプロレス技かけまくった後に「妊娠3ヶ月なの」なんて言われても
感動薄れちゃうに決まってるし(苦笑)


「お客の心をどう動かすか」
「いまお客はどういう気持ちなんだろう」
「じゃあこういうふうに仕掛けよう」
みたいなのを意識した演出(小ネタ含む)を考えると
もっと良い作品になる気がした。

次に期待。
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