日々是劇評
関東圏内で観てきた舞台について率直に感想を書いています。自分用の観劇備忘録みたいなもんなんで遠慮なく辛口な批評もしています。
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風雲かぼちゃの馬車 第10回本公演 「紀尾井坂のヘン!?」
作: 重信臣聡
演出: 土井宏晃
【出演】
チーム「夜光雲」
菅本生、米澤良樹、高橋範行、村上亮、飯塚美花(A-LIGHT)、
小澤明充(劇団河童座)、村井彩子
チーム「彩雲」
凪達矢、堀浩隆、須佐光昭、宮内咲希子、江澤惇、
菊池幸利(VIMS)、工藤正平
両チーム共通
眞野基範、木村峻(STUDIO HeadZ)、鈴木舜・サムスン
【日時】
2012年3月
8日(木)14時~「夜光雲」 19時~「夜光雲」
9日(金)14時~「彩雲」 19時~「彩雲」
10日(土)14時~「夜光雲」 19時~「彩雲」
11日(日)13時~「彩雲」 16時~「夜光雲」
【場所】
下北沢 シアター711
【料金】
前売り/一般2500円、高校生以下1500円
当日/一般3000円、高校生以下2000円
両チーム観劇チケット/一般4000円、高校生以下2500円
普段は横浜のほうを拠点に活動している劇団。
今回が下北沢初進出なのかな?
客入れ中に開演前の諸注意が始まったのだが、
なんと出演者全員が出てきて「諸注意の歌」的なものを踊りながらの大合唱!
観客には昔からの劇団のファンや出演者の知り合いが多かったようでウケていたが、
個人的にはいきなりのテンションの高さにちょっと引いてしまった(汗)
711の狭い空間に十数人出てきて踊り狂っている姿はたしかに圧巻だったが(笑)
(しかも元曲は嵐の「Love so sweet」)
そして本編へ。
ストーリーはタイトル通り「紀尾井坂の変」をモチーフにしていて、
西郷隆盛を死に追いやった大久保利通を討つべく
島田一郎たちが士族らを率いて立ち上がる。
しかし人間の大きな大久保は彼らを難なくいなし、
逆に暗殺者としての彼らにレクチャーまで施す始末。
その中で島田たちは大久保の人間性を知っていく・・・。
って感じの流れになっていた。
舞台はほぼ素舞台。
奥に立てられたパネルにはバックライトが埋め込まれていて、
照明を派手に見せることにこだわった作りになっていた。
狭い舞台上を走り回る役者、必要以上に張ってまくし立てるようなセリフの掛け合い、
シーン展開の早さ、バカでかい音レベルと派手な照明。
開始1分ぐらいで気付いた。
あ、この演出、つかこうへいリスペクトだ!
最近ではこれ系の演出はなかなかお目にかかれないので
なんだか懐かしさでほっこりした気持ちになった。
好きだったなぁ、こういうの。
脚本自体もつかさんが書きそうなテイストのものだった。
足早に展開してガンガン回想挟んで、そして歌って踊って戦って。
つかこうへいLOVE具合がひしひしと伝わってくる芝居だね。
あと要所要所で熱海殺人事件に似ている気がした。
木村伝兵衛→大久保利通、刑事→島田一郎、みたいな。
キャラクターやその関係性に共通項がチラホラ。
脚本は意識して書いたのだろうか?
それともたまたま?
ただ気になってしまったのは、やはり役者の技量。
早口で張ったセリフを投げ合うのは非常に高いスキルを要する。
どうしてもセリフにいっぱいいっぱいになってしまい、細かい感情が乗せられないのだ。
出来ている人は残念ながら少数で、セリフを一生懸命がなっているだけの人のほうが多かった。
なので出来ていない人だけの会話シーンはちょっと見ているのがキツかった。
そもそも何言ってるのか聞き取ることもできない人もいたし。
あと音レベルはさすがにデカ過ぎかな。
劇場の床までビリビリ震える重低音はさすがに鼓膜にとって苦痛の域に。
重低音だけでももう少し抑えてほしかった。
全体的にみたら自分は楽しめた。
しょっちゅう見るのは疲れるが、たまに見たくなる演出。
次はKAATのような大きなハコでやるらしいのでこれにも期待したい。
・・・個人的に気になったのだが、
つかこうへい作品に全く触れていないであろう若い世代に
この作品はいったいどういう風に映るのだろうか?
「早口で声量でか過ぎ」「展開早すぎて何やってるのかわかんなかった」
「なんかパワフルだった」「とりあえず激しかった」
こういう感想がアンケートに並んでしまうのだろうか。
つかさんを知らない世代の率直な感想を聞いてみたいと思った。
作: 重信臣聡
演出: 土井宏晃
【出演】
チーム「夜光雲」
菅本生、米澤良樹、高橋範行、村上亮、飯塚美花(A-LIGHT)、
小澤明充(劇団河童座)、村井彩子
チーム「彩雲」
凪達矢、堀浩隆、須佐光昭、宮内咲希子、江澤惇、
菊池幸利(VIMS)、工藤正平
両チーム共通
眞野基範、木村峻(STUDIO HeadZ)、鈴木舜・サムスン
【日時】
2012年3月
8日(木)14時~「夜光雲」 19時~「夜光雲」
9日(金)14時~「彩雲」 19時~「彩雲」
10日(土)14時~「夜光雲」 19時~「彩雲」
11日(日)13時~「彩雲」 16時~「夜光雲」
【場所】
下北沢 シアター711
【料金】
前売り/一般2500円、高校生以下1500円
当日/一般3000円、高校生以下2000円
両チーム観劇チケット/一般4000円、高校生以下2500円
普段は横浜のほうを拠点に活動している劇団。
今回が下北沢初進出なのかな?
客入れ中に開演前の諸注意が始まったのだが、
なんと出演者全員が出てきて「諸注意の歌」的なものを踊りながらの大合唱!
観客には昔からの劇団のファンや出演者の知り合いが多かったようでウケていたが、
個人的にはいきなりのテンションの高さにちょっと引いてしまった(汗)
711の狭い空間に十数人出てきて踊り狂っている姿はたしかに圧巻だったが(笑)
(しかも元曲は嵐の「Love so sweet」)
そして本編へ。
ストーリーはタイトル通り「紀尾井坂の変」をモチーフにしていて、
西郷隆盛を死に追いやった大久保利通を討つべく
島田一郎たちが士族らを率いて立ち上がる。
しかし人間の大きな大久保は彼らを難なくいなし、
逆に暗殺者としての彼らにレクチャーまで施す始末。
その中で島田たちは大久保の人間性を知っていく・・・。
って感じの流れになっていた。
舞台はほぼ素舞台。
奥に立てられたパネルにはバックライトが埋め込まれていて、
照明を派手に見せることにこだわった作りになっていた。
狭い舞台上を走り回る役者、必要以上に張ってまくし立てるようなセリフの掛け合い、
シーン展開の早さ、バカでかい音レベルと派手な照明。
開始1分ぐらいで気付いた。
あ、この演出、つかこうへいリスペクトだ!
最近ではこれ系の演出はなかなかお目にかかれないので
なんだか懐かしさでほっこりした気持ちになった。
好きだったなぁ、こういうの。
脚本自体もつかさんが書きそうなテイストのものだった。
足早に展開してガンガン回想挟んで、そして歌って踊って戦って。
つかこうへいLOVE具合がひしひしと伝わってくる芝居だね。
あと要所要所で熱海殺人事件に似ている気がした。
木村伝兵衛→大久保利通、刑事→島田一郎、みたいな。
キャラクターやその関係性に共通項がチラホラ。
脚本は意識して書いたのだろうか?
それともたまたま?
ただ気になってしまったのは、やはり役者の技量。
早口で張ったセリフを投げ合うのは非常に高いスキルを要する。
どうしてもセリフにいっぱいいっぱいになってしまい、細かい感情が乗せられないのだ。
出来ている人は残念ながら少数で、セリフを一生懸命がなっているだけの人のほうが多かった。
なので出来ていない人だけの会話シーンはちょっと見ているのがキツかった。
そもそも何言ってるのか聞き取ることもできない人もいたし。
あと音レベルはさすがにデカ過ぎかな。
劇場の床までビリビリ震える重低音はさすがに鼓膜にとって苦痛の域に。
重低音だけでももう少し抑えてほしかった。
全体的にみたら自分は楽しめた。
しょっちゅう見るのは疲れるが、たまに見たくなる演出。
次はKAATのような大きなハコでやるらしいのでこれにも期待したい。
・・・個人的に気になったのだが、
つかこうへい作品に全く触れていないであろう若い世代に
この作品はいったいどういう風に映るのだろうか?
「早口で声量でか過ぎ」「展開早すぎて何やってるのかわかんなかった」
「なんかパワフルだった」「とりあえず激しかった」
こういう感想がアンケートに並んでしまうのだろうか。
つかさんを知らない世代の率直な感想を聞いてみたいと思った。
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